Dementia認知症塾

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認知症問題行動を理論的に解決する

問題行動として多いのは徘徊があげられます 家族は面倒を見るのにクタクタになり早く死んでくれと家族に対して思うようになる人もあり 愛と疲労のはざまで複雑な気持ちを味わうことになります どうすれば この 地獄の様な徘徊を止められるのでしょうか アドバイスを検索してみてもほぼ役に立たないいわゆる机上の空論です。それは症状として捉えているからであり 

行動として理解していないからです。医学では症状にポイントを絞っています 行動面では行動分析学 などの 分析が重要です。確かに症状としての行動は治らないかもしれません 場所が解らなくなってウロウロしているには症状であって どこかに行きたいといって果てしなく歩き回る事は又別ものです しかし精神障害の分野では効果が見られているので 認知症などの分野でも期待できます これらは 医学から来る対処法として対応していますが 

実際は行動と心理です 観察を良くし何が行動の動機になっているか?の分析から始まります 例えば記憶障害から来る焦燥感からこういう行動が~ となりますが 焦燥感から どういう動機で徘徊しているのかを分析しないと答えは見えてきません  実際これを知っているだけで声掛けの仕方だけで随分と変化がありました 場所の移動は何回かしますが ウロウロはしなくなり着席時間が長くなりました 徘徊以外の行動に関しても研究してみるつもりです

希望

認知症は軽度MCIのうちは年間38%ほどの人が何らかの方法で治ります。又軽度の内では抗酸化物質が半年で60%に人に効果があったと言うエビデンスもあります。又死後解剖をすると40%の人が脳萎縮があるにもかかわらず認知症症状が出ていなかったケースも報告されています。

どうにもならなくなってから対処するのは大変です。軽度認知症の内に対策するのが一番です。

一部が機能していなくなっているのですべてが壊れた様な扱いをするのも間違っています。かえって悪化させてしまう事があります

テクニック

認知症の人をうまく扱うだけなら経験豊富な介護職ならできると思いますが それだけでは無理です テクニックが必要です 行動を消去したり弱化したり行動を変えてしまうようなテクニックが必要なのです。

パーソンドセンターケア (相手の立場になって考える)

この言葉は小学校の時から何回も聞かされてきた言葉ですが

自分が相手をどう思うかと言うような精神論ではなく 相手を知るにはテクニックや細かく言えば生い立ちまで知る必要があるときもあります。

声をかけて部屋に入り通常どうり食事を前において食事を口に運んでも 抵抗され怒られたと言うようなケースでも当人にとっては

誰が部屋にはいってきたかもわからず 知らない人が何も言わずに 急に口に食べモノを口に押し込まれた と言うような感じ方しかできないのです。

何度も納得が出来ないような状態に置かれ介護する方も疲れ果ててしまいます。